展示会は、企業が自社の製品やサービスを直接アピールできる絶好の機会です。しかし、限られた時間と空間で多くのブースがひしめき合う中、来場者に印象を残すのは簡単なことではありません。そこで注目されているのが「ノベルティ」の活用です。
展示会で配布するノベルティは、ただの販促物ではなく、見込み顧客に自社を印象づけ、展示会後の接点へとつなげるための重要なツールです。本記事では、ノベルティが展示会でどのような効果をもたらすのか、どのようなアイテムを選ぶべきか、費用対効果を高める方法などを詳しく解説していきます。
目次
なぜ展示会でノベルティを活用すべきなのか?
展示会の出展には、顧客との接点作り・ブランド認知の拡大・商談化のきっかけづくりなど、さまざまな目的があります。しかし、名刺交換だけでは記憶に残らないことも少なくありません。
その中で、ノベルティは来場者に視覚・触覚・体験を通じて自社を印象付けられる数少ない手段です。適切な方法で活用することで、その場のブース誘導から、展示会後のアクション促進まで広く貢献します。
ノベルティがもたらす展示会での5つの効果
1. 来場者の注意を引き、ブースへの導線を作る
目を引くノベルティは、来場者が数多くの企業ブースを回る中で、立ち止まるきっかけになります。ブースの前で配布するだけでも、滞在率や話しかけられる確率が高まります。
2. 顧客情報をスムーズに取得できる
アンケートへの記入や名刺の提出を条件にノベルティを提供することで、見込み顧客の情報を自然に得ることができます。会話の糸口としても使いやすく、コミュニケーションがスムーズになります。
3. 自社のブランドやサービスを印象づける
オリジナリティのあるデザインや、企業ロゴ入りの実用品を渡すことで、自社の存在が来場者の記憶に残ります。「あの企業、うちわをくれたところだ」という形で思い出されるのは、展示会後の商談にもつながる可能性があります。
4. 展示会後のアプローチ率を高める
ノベルティにQRコードやURL、キャンペーンコードを印刷しておけば、Webサイトや問い合わせフォームへの誘導がスムーズになります。展示会後のフォローアップメールに、「○○のノベルティをお渡しした○○社です」と書くことで、話の接続がしやすくなるという効果もあります。
5. 限られた費用で高い成果を期待できる
展示会では多額の出展費用がかかるため、ノベルティの費用対効果を慎重に見極めることが大切です。ただし、100円未満の低価格ノベルティでも、戦略的に配布すれば十分に高いリターンが見込めます。
成果を生むノベルティ選びのポイント
ノベルティを「とりあえず用意しておくもの」と考えてしまうと、ブースの印象に残らず終わってしまう可能性があります。ここでは、ノベルティを“効果的な投資”に変えるための選定ポイントを解説します。
実用性を最優先に
ノベルティの基本は「使ってもらえること」です。展示会で受け取ったアイテムは、そのまま持ち帰ってもらえるとは限りません。かさばるものや使い道のないものは、捨てられてしまうリスクもあります。逆に、ボールペン・ふせん・モバイル関連グッズ・除菌シート・うちわなどは、日常的に使われやすく、ブランドの記憶にもつながります。
季節感やタイミングに合わせる
たとえば夏の展示会なら「うちわ」や「冷感グッズ」、冬であれば「カイロ」や「ハンドクリーム」といったように、季節に合ったアイテムは受け取る側にも喜ばれやすく、企業の配慮が伝わります。
自社のメッセージが伝わる工夫を
ノベルティには企業ロゴだけでなく、サービスの特徴やスローガン、連絡先、QRコードなどを印刷しておくと効果的です。特に名入れに加えて、パッケージにもこだわることで「企業らしさ」を表現できます。
配布方法を工夫して効果を最大化する
ブースでの“対話”とセットで渡す
ノベルティの効果を最大限に引き出すには、来場者とのコミュニケーションとセットで渡すのがポイントです。挨拶や製品紹介の後に「ありがとうございます、こちらお持ちください」と渡すことで、印象の深さが格段に変わります。
条件付き配布でリード獲得効率をアップ
ノベルティは「配れば配るほど効果がある」というわけではありません。むしろ、名刺交換やアンケート記入などの条件をつけて配布する方が、確度の高い見込み顧客の獲得につながりやすいといえます。
ノベルティ導入にかかる費用感と考え方
展示会におけるノベルティの費用は、配布数やアイテムの単価によって大きく変動します。たとえば、単価80円のうちわを500本作る場合、40,000円ほどが目安です。これにデザイン費や送料を加えると、5~6万円前後が一般的な小規模ブースでの予算といえるでしょう。
重要なのは、単価で考えるのではなく「商談1件を獲得するために必要なコスト」として費用対効果を測定することです。ノベルティによって得られる成果(商談化、Webアクセス、問い合わせ数など)を見える化することで、適正な投資判断ができます。
自社に合ったノベルティ戦略で展示会の成功をつかむ
展示会での成果を最大化するには、事前準備から配布後のアフターフォローまでを視野に入れた、一貫したノベルティ活用戦略が不可欠です。配布物に「費用をかける価値はあるのか?」という問いを持つことは重要ですが、適切に活用すれば、少額でありながら大きな効果をもたらす投資になるのです。
展示会向けノベルティ印刷は「スプリント」におまかせください
展示会にぴったりなオリジナルうちわやボールペン、パンフレット印刷など、自社に合ったノベルティ制作と印刷をサポートいたします。短納期対応・小ロットからの注文も可能。夏の販促アイテムとして人気のうちわは、見込み顧客との接点強化におすすめです。
その他にも、パンフレット・名刺・封筒・チラシ印刷など、展示会に必要な印刷物をトータルでサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。