パンフレット・冊子をPDFにする方法|ページ順・面付け・塗り足しの基本

冊子・パンフレットのPDFは、「作る(PDFにする)」段階と「入稿・注文する」段階でやることが変わります。この記事では前者、パンフレット・カタログ・冊子を印刷に適したPDFにする方法と、複数ページを正しく組むための基本(ページ順・ノンブル・塗り足し)をまとめました。中綴じ冊子の入稿データ作成・無料テンプレートは中綴じ冊子テンプレートと入稿データの作り方、PDF入稿全般の確認は印刷用PDF入稿完全ガイドをご覧ください。

パンフレット・カタログ・冊子をPDFにする方法

使っているソフト別に、印刷に適したPDFへ書き出す方法です。いずれも「画面のきれいさ」ではなく「印刷用の設定」で書き出すのがポイントです。

Word・PowerPoint・Excelから

Officeソフトは「ファイル」→「エクスポート」または「名前を付けて保存」で、ファイルの種類を「PDF」にして書き出します。最適化は「標準(オンライン発行および印刷)」を選びます。印刷時のずれ・文字化けを防ぐ設定は、Excel(Office)をPDFに変換するとずれる原因と対処で詳しく解説しています。

Illustrator・InDesignから

IllustratorやInDesignは、PDF/X規格で書き出すと印刷品質が安定します。書き出し設定の詳細はIllustratorからの印刷用PDF書き出し設定をご確認ください。

紙のカタログ・資料をPDFにするには

手元の紙資料をPDFにする場合は、スキャナーで各ページを取り込み、次章の方法で1つのPDFに結合します。印刷に使う場合は、スキャン解像度を350dpi前後にすると仕上がりが安定します。

複数ページを1つのPDFにまとめる・ページ順を整える

冊子は、複数ページを1つのPDFに通しでまとめた状態が正しいデータです。ページ順は表1(表紙)→表2(表紙の裏)→本文→表3(裏表紙の裏)→表4(裏表紙)の通しで並べ、PDFの1ページ目が表紙、最終ページが裏表紙になるようにします。

複数のファイルに分かれている場合は、PDFの結合機能(Acrobatや各種PDFツール)で1つにまとめます。このとき、白ページも省略せずに含めてください。白ページを抜くとページ順がずれ、意図しない面付けになります。「このページは白」と分かる状態で全ページ揃ったPDFが正しいデータです。

冊子PDFの基本ルール(ページ数・ノンブル・塗り足し)

ページ数は、表紙込みで4の倍数(8・12・16ページ…)にします。中綴じは紙1枚=4ページで構成されるためです。ページ数の数え方や、4の倍数にならないときの対処、無料テンプレートは中綴じ冊子テンプレートと入稿データの作り方にまとめています。

ノンブル(ページ番号)は、ページの取り違えを防ぐため全ページに入れます。デザイン上見せたくない場合は、断裁される塗り足し部分やノド側に小さく入れる「隠しノンブル」が使えます。

塗り足しは、紙面の端まで色や写真を配置する場合に、仕上がりサイズの外側へ天地左右3mm付けます。塗り足しがないと、断裁のわずかなズレで紙の白地が見えてしまいます。トンボ(トリムマーク)と塗り足しの詳しい作り方・ソフト別設定はトンボと塗り足しとは?印刷データの作り方をご確認ください。

なお、見開きでレイアウトする場合は、中央(ノド)をまたぐ写真や文字に注意します。綴じの構造上ノド付近は見えづらくなるため、重要な要素は中央を避けて配置するのが安全です。

よくある質問

パンフレットやカタログをPDFにするには?

作成したソフト(Word・PowerPoint・Illustratorなど)から、印刷用の設定でPDFに書き出します。Officeなら「エクスポート」→「PDF」、Illustratorなら「PDF/X」規格での書き出しが基本です。詳しい手順は本文の各ソフト別の解説をご覧ください。

複数のPDFを1つにまとめるには?

AcrobatやPDF結合ツールで、ページ順(表紙→本文→裏表紙)に通して結合します。白ページも省略せず含めてください。

表紙と本文を別々のPDFにしてもいいですか?

1つのPDFに通しで結合したものが基本ですが、表紙・本文の分割入稿も可能です。

白ページもPDFに含めますか?

含めてください。白ページを省略するとページ順がずれ、意図しない面付けになります。全ページ揃った状態が正しいデータです。

印刷・入稿・注文するには

データが整ったら、商品ページから仕様(サイズ・ページ数・用紙・部数)を選んでご注文のうえ、PDFをアップロードしてください。オペレーターがデータを目視確認し、不備があればご連絡します。

中綴じ冊子の入稿データ作成・無料テンプレートは中綴じ冊子テンプレートと入稿データの作り方、ソフト別の書き出し設定と入稿前チェックは印刷用PDF入稿完全ガイドにまとめています。

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