中綴じ冊子は、パンフレットやカタログ、イベント冊子など幅広い用途で使われる人気の製本方式です。本記事では、中綴じ冊子印刷の基本知識から、注文方法、デザインのコツ、納期の考え方、用紙選びまで、初めての方でも迷わず準備できるようポイントを詳しく解説します。
中綴じ冊子印刷とは?
中綴じ冊子印刷は、冊子中央をホチキスで綴じる製本方法です。軽量で扱いやすく、ページが多くても開きやすい構造を持つため、幅広い用途で利用されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 中央を針金で綴じる製本方式。軽量で扱いやすい。 |
| メリット | 開きやすく、読みやすい。ページ数が比較的多くても安定。 |
| 代表的な用途 | パンフレット、冊子、説明書、会報誌、イベント冊子など。 |
| 向いている冊子 | 情報量が多めで、気軽に配布する冊子。 |
注文方法と注意点
中綴じ冊子の注文はシンプルですが、データや仕様の確認、納期の考慮など押さえておきたいポイントがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 注文の流れ | ①仕様選択 → ②データアップロード → ③データチェック → ④印刷・製本 → ⑤発送 |
| データ確認 | サイズ・ページ数・塗り足しの確認が必須。 |
| 納期 | 印刷・加工・製本に時間が必要。繁忙期は納期延長に注意。 |
| 配送 | 地域や配送方法により到着日が変動。 |
| 修正・キャンセル | 対応可能なタイミングは印刷会社ごとに異なる。 |
| 料金変動要因 | ページ数、用紙の厚み、加工の有無で変動。 |
デザインのポイント
冊子を読みやすく、印象的に仕上げるためには、構成・配色・フォントなどの設計が重要です。以下に主要ポイントをまとめました。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| レイアウト | 見出し・本文・画像を整理し読みやすく設計する。目次があると理解しやすい。 |
| カラースキーム | 統一感のある配色を選び、ブランドイメージに合わせて色を展開。 |
| フォント選び | 本文は読みやすさ重視、見出しはアクセントをつける。 |
| 画像・グラフ | 高解像度の画像を使用。グラフはシンプルでわかりやすく。 |
| ホワイトスペース | 余白を適切に配置。情報の詰め込みすぎを防ぐ。 |
用紙選びのポイント
冊子の印象は用紙で大きく変わります。用途やページ数に合わせて最適な用紙を選ぶことが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紙の厚み | 薄い紙(73kg・90kg)はページ数が多い冊子に適している。 |
| 紙質 | コート紙=鮮やか、マット紙=落ち着き、上質紙=自然な風合い。 |
| ページ数との相性 | ページ数が多い場合は薄手用紙がおすすめ。 |
| 印刷方式との相性 | デジタル/オフセットで推奨用紙が変わることがある。 |
| コスト | 紙質・厚みで価格が変動。予算とのバランスが重要。 |
| 環境配慮 | リサイクル紙など環境に配慮した選択肢も増えている。 |
オフセット印刷とデジタル印刷の違い
中綴じ冊子は、部数や目的に応じて「デジタル印刷」と「オフセット印刷」を使い分けます。両者の違いを表にまとめました。
| 項目 | デジタル印刷 | オフセット印刷 |
|---|---|---|
| 適した部数 | 少部数(数十〜数百部) | 大部数(数千部以上) |
| 印刷品質 | 十分高品質だが色安定性はやや弱い | 写真やカラー再現に優れ高品質 |
| 納期 | 短納期対応に強い | 版作成が必要でやや長め |
| コスト | 小部数に向く | 大部数で単価が下がる |
| 向いている用途 | イベント冊子、少部数パンフレット | 会社案内、記念誌、カタログなど |
まとめ
中綴じ冊子は、ページ構成やデザイン、用紙選び、印刷方式などによって仕上がりの印象が大きく変わる、とても奥深い印刷物です。用途や目的に合わせて最適な仕様を選ぶことで、読み手にとってわかりやすく、長く活用できる冊子が完成します。
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